【まゆしぃの演技光る】吉岡茉祐ヒロインの朗読劇「さよならのかわりに」レポート

吉岡茉祐さん(以後まゆしぃ)がヒロインとして出演した朗読劇「さよならのかわりに」に行ってきました。行きたかったけど、行けなかった人のために、朗読劇のあらすじとまゆしぃの配役について書いていきます。

 

あらすじ

まゆしぃは主人公翔太の幼馴染の椿役でした。主に今回は高校から社会人になって数年までの物語でした。

物語の前半は、高校生らしい日常生活でした。椿と翔太は両想いなのにお互いに気持ちを伝えられず、非常に青春でした。そんな青春の日々もずっと続くわけではなく、文化祭が近くにつれ物語が動きます。椿が学校を休みがちになります。そこから色々あって翔太は椿が好きという自分の気持ちに気付き、想いを伝えようと椿の住んでいる家に向かいました。

ただ時既に遅しで、椿は別の場所に引っ越していました。想いをつげることなく、出会うこともなく、月日は大学3年にうつります。この頃には、翔太にも彼女(高校の時の同級生で椿のことも知っている子)が出来ました。高校の時翔太といつも一緒にいたメンバーは、大学生になっても集まってわいわいしていました。ただ、翔太は椿と突然の別れをしてからあまり笑わなくなってしまっていました。

月日は流れ、翔太は社会人なりました。普通に働いていて、近く、彼女との結婚も決まっていたという時、翔太に一本の電話がかかってきます。アメリカの大手コンサル会社の方からの電話でした。かかって来た電話が社内電話で、先輩も内容を聞いていたことから、先輩にとりあえずあって来いと言われます。不審に思いつつも、実際にその人にあってみると、その人は椿の婚約者であることが発覚します。婚約者に、椿に会いに来てくださいと言われるが、もう自分には関係ないと言い断ろうとしました。しかし、同じ高校の同級生であった婚約者が、行ってくるように強く勧めました。そのおかげもあってか、翔太は椿に会いに行くことを決意しました。

実際にアメリカに行き、椿の元に案内してもらうと、衝撃的なことに、その場所は墓地でした。椿は病気で既に亡くなっていました。高校の時の急な引っ越しも、病気をなおすためだったようです。悲しみにくれる翔太でしたが、墓地に「私はいつもここにいる」と書かれていることに気付きます。椿は本当に大切な人にはその言葉を常に言っていたようで、翔太も言われたことがありました。そのことに気付き、椿はいつも自分のそばにいると分かり、心が晴れ、朗読劇が終了しました。

 

まゆしぃの役と演技

今回のまゆしぃは病弱のヒロイン役でした。舞台「雨音に消えた白」でまゆしぃが演じた澪と被る部分が多いですね。朗読劇の前半では、元気で可愛いまゆしぃを見れました。前半で一度だけ椿(まゆしぃの役名)と翔太のアドリブがありました。その時のまゆしぃはドSでした。翔太が忘れ物したと言ったところからアドリブが始まりました。「何を忘れたの?」と椿が聞き、翔太が「弁当箱」と答えると、「昼はパン買ってたじゃん」と椿が言って、弁当箱という答えを完全否定したのです。

朗読劇の後半では、役の関係上、主人公の回想以外まゆしぃの出番はありませんでした。しかし、朗読劇では出番ではない人も舞台の隅にいることがありました(出番の人はスポットライトを当てて、出番じゃない人はスポットライトを当てないという形で出番の人とそうでない人を分けていました)。翔太が椿のお墓の前で泣いている時に、隅にいたまゆしぃの顔がすごく切ない思いを醸し出していました。

最後に

朗読劇とは言うものの、身振りあり、目線で訴えるもありなので、あまり朗読劇という印象を受けませんでした。もはや両手を使わない舞台という感じでした(両手は台本でふさがれているので)。以前のまゆしぃが出演していた舞台「雨音に消えた白」より劇場が小さかったので、物凄く近くで演技を見ることができました。劇場が小さかった分、演技の力がダイレクトに伝わってきた影響で、「雨音の消えた白」と比較すると、今回の朗読劇の方が泣いている人が多かったです。私も今回の朗読劇は泣きました。まゆしぃは4月にミュージカル「タイム・フライズ」の出演が決まっているので、まゆしぃの演技に興味がある方は是非行くことをおすすめします。

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